eライブラリの実践事例をご紹介します。  
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実践の流れ

     
@ 「拡大自学タイム」で学習方法を自分で選ぶ(学習意欲を高める)
A テスト範囲をドリルで学習(学年をまたいで広範囲を復習)
B 学習をふりかえる(気づきから見通しを立てる)
 

   eライブラリ活用のねらい
    さまざまな生徒に対し、「拡大自学タイム」の時間の使い方の選択肢を広げる。
     ⇒質問をするよりも問題練習をたくさんしたい生徒。
     ⇒先生や友達に質問することに抵抗感をもつ生徒。
     ⇒自分のつまずきに気づいておらず、質問したいことがわからない生徒。

 

 学習方法を自ら選び、自由に行き来できる時間

  ▲ 教室では自習や、友達同士で教え合い ▲ 多目的ホールでは、先生へ質問できる  ▲ パソコン教室ではeライブラリで学習  

 「拡大自学タイム」には、テスト前に学習意欲を高める場、質問できる場を提供したいという先生たちのねらいがあります。以前はeライブラリを含めた運用ではありませんでしたが、先生たちは生徒自身で学習方法を選んでよい「拡大自学タイム」の選択肢を増やしたいと、eライブラリも取り入れることに決めました。

 広いテスト範囲をeライブラリでカバー
  

 短時間でたくさんの問題を解き、単元ごとに理解度が把握できるeライブラリのドリルは、期末テストの広範囲な復習に適しています。特に3年生は、3年1学期の学習内容だけでなく、1年の全範囲も含まれるため、テスト対策が大変です。パソコン教室には多くの3年生が集まり、1年の学習内容の復習に取り組んでいました。

       ▲ テスト範囲のプリントを見せながら、
       先生は教材選びのアドバイス
  ドリル(単元学習)の使い方はこちら  
  先生の工夫
    「拡大自学タイム」の30分間を有効に使うため、生徒のパスワード忘れにすぐ対応できるよう、生徒のアカウント
    一覧を準備しておく。
    教材選びで迷わず学習に集中できるよう、テスト範囲のプリントを手元に置いておく。
 
 eライブラリで得た気づき
      

パソコン教室にいた生徒にeライブラリで学習した感想を書いてもらいました。

 
【生徒の感想】 
  自分のできるところと、できないところを確認すること
   ができた。
  今回できなかったところは、家に帰ってから復習したい
   です。
  数学の、計算が大変なところを理解できるまで復習でき
   たので、よい機会になったと思う。
  やってみてすごくテストが心配になった。家に帰ったら
   テスト勉強をする。
  理科をもっと復習したほうがよいと思いました。
    ▲ 毎日「生活ノート」を書いているので、生徒は
   自分の思いを言語化することが得意です。
  今日のふりかえりの使い方はこちら  
 
   

効果を感じ、家庭学習にも目を向けてほしい

 
 

 本校ではこれまでにも、テスト前の授業1コマのうち半分を教科書・ノート等で、半分をeライブラリでというふうに、テスト対策の時間に充てている教員がいました。紙とは一味違った感覚で、生徒が飽きずに勉強できる点がよく、それもeライブラリを「拡大自学タイム」に取り入れようと考えた決め手のひとつです。
 終了後、「1年の理科の問題をやってみたら、自分で思っていた以上に解けなかった。家に帰ってからもっとやる!」と話しながら帰っていく3年の生徒がいましたが、そこに気づいたことは収穫です。学校で機会を作って使い慣れ、自宅でもちょっとした時間でよいから、eライブラリで学習する習慣をつけてくれればと考えています。

 
  情報担当(技術科)
矢嶋 俊樹 先生
 
             
 

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