eライブラリの実践事例をご紹介します。  
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実践の流れ

      
@ 解説教材で9年が6年に教える(小中を超えた学び合い)
A 解説教材で9年が7年に教える(学年を超えた学び合い)
 

   eライブラリ活用のねらい
    解説教材と確認問題で、効率良く問題の出題や説明を行うことで、参加意欲の継続を図る。
    基礎的・基本的な学力の定着を徹底し、学力向上を図る。

 

 中学生が、小学生へ教える

  

単元:分数のかけ算を考えよう

 6年生の教室では、9年生が「分数のかけ算」の解き方を教えています。
 教える側の9年生は、6年生が学習した内容を理解できているかを確かめながら要点を丁寧に説明していきます。
 解き方を教わった6年生は、2人で確認問題の例題を読み上げ、交互に答えを出し合うことで、楽しみながら問題に取り組んでいました。
 児童・生徒は、学年を超えた学びを通じて、学ぶことのおもしろさを実感しているようでした。

  ▲ 9年生(真ん中)、6年生のグループ   解説教材・確認問題の使い方はこちら  
 自分の言葉で教えることを意識する
  

単元:多項式の計算

 7年生の教室では、9年生が「式の展開」の解き方を教えています。「解説教材は、教科書で学習する要点がまとまっていて、生徒も説明しやすいようです。」と小田嶋先生。
 9年生は7年生の反応を見て、わかりやすく伝わるように、解説教材のポイントや考え方を、自分の言葉で説明しています。
 上級生の「より良い伝え方を自ら考え、行動する姿勢」が下級生の刺激になり、主体的に取り組む姿勢に繋がっています。

  ▲ 9年生(左)が7年生に教えている様子   解説教材・確認問題の使い方はこちら  
  先生の工夫
    補充学習の運用が始まる前に、習熟度に応じてグループを分ける。「教える側」は、人に教えることで自身の定着
    に繋がり、「教わる側」は、これから学習する単元の予習になるため、全児童・生徒の学びを保障できる。
 
 補充学習の運用のポイント
      

放課後補充学習の時間の作り方
年間カリキュラムにあらかじめ組み込んでいる。

●補充学習(予習)での学習単元の決め方
9年生の1学期の学習範囲から、下級生の学習系統に関連している単元を選ぶ。

●グループの分け方
4月のテストの結果に応じて、「教える側」「教わる側」のグループを分ける。

 


 
 
 

補充学習でeライブラリを使うようになったきっかけ

 
 

 放課後の補充学習は、上級生が学んだことを下級生に教える活動を通じて、基礎的・基本的な学力の定着を図ることをねらいにしています。これまで補充学習は、子供たちが手書きで問題作成や採点をして進めていましたが、毎回問題を作ることが難しく、参加意欲の継続が難しいといった課題がありました。
 そこで、eライブラリの教材を使ってみたところ、もともとタブレットを使った学習に興味をもっている子供たちは、目の輝きが変わり、より一層意欲的に学習へ取り組むようになりました。解説教材や確認問題を使うことで問題の出題や説明が効率良くできるようにもなりましたし、教えることに集中できるようになって、参加意欲も続くようになりました。
 今後の補充学習は、教科の幅を広げ、英語でも実施したいと考えています。

 
  英語科担当
小田嶋 悠喜 先生
 
             
 

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